3日目を迎え、最初に目指したのは
道の駅ヘルシーテラス佐久南 です。
3日目の今日は上田市のホテルルートイン上田に連泊します。
そして訪問する道の駅はわずか3か所です。
朝8時20分にホテルを出て “上信越自動車道” に乗り、佐久方面へ南下します。
途中ジャンクションで分岐して、“中部横断自動車道” に進路をとり、3つ目の “佐久南” まで走ります。
佐久の町が近づくと、不思議な光景が目に入ってきました。
車の中から撮った写真ですが、白い雲が地表近くに漂っています。
もう少し近くに行くと・・・・・・
正面の電光掲示板には 「キリ注意!」 が出ていますが、こんなにもはっきりした霧は珍しいです。
まもなく雲に突入したように、周りは真っ白になってしまいました。
でも、局地的に雲が下りてきていたようで、道の駅に到着した時は嘘のように晴れていました。
到着したのが開店の5~6分前だったので、しばらく周辺の写真を撮ります。
ここからの眺めがとっても綺麗だったからです。
正面の白い雲は形から見て、先ほどまで地上に漂っていた、あの雲のように思えます。
少し地上から離れたのでお天気が良くなったのかもしれません。
その先の山の名前は分かりませんが、頂上付近には雪が積もっていますね。
まだ10月ですから、かなり標高が高いのではないでしょうか?
敷地内にはご覧のような遊具もあります。
この道の駅がオープンしたのは2017年7月8日です。
このブログを書いている時点で1年半が経過しますが、12月2日で来場者が50万人を突破しました。
開店時間の9時になると、待っていたたくさんのお客さんがどっと入って行きました。
“ヘルシーテラス” という名前の由来ですが、実はここ “長野県佐久市” は全国有数の “健康長寿都市”と言われています。
元々長野県は全国トップクラスの長寿県で、男女ともずっと日本一を続けていたのですが、厚生労働省が昨年発表したランキングでは、男性だけ滋賀県に抜かれてしまいました。
その長寿県のなかでも特に佐久市は健康長寿の町であり、市立浅間総合病院、佐久総合病院といった、全国にも名が知れた充実した医療環境が整っているからだそうです。
“重点「道の駅」” の選定証もありました。
ここの選定理由は 「全国有数の健康長寿都市を活かして、安全安心な健康長寿野菜や健康長寿食の提供、免疫力など健康指標の情報発信など健康長寿をテーマとした取り組み」 が評価されたものです。
開店したばかりというのにこの賑わいです。
そして健康長寿を支える、さまざまな高原野菜が並びます。
市の中心部を千曲川が流れ、浅間山、八ヶ岳、蓼科山、荒船山などに囲まれた高原都市です。
標高が高いために朝晩と日中の寒暖差が大きく、更に全国でも指折りの晴天率が高い都市なので作物が良く育ちます。
健康長寿も、このような恵まれた環境が関係しているのかもしれません。
これが道の駅の全体図です。
最初に紹介した遊具などは、この “ふれあいパーク” にあります。
佐久市の “健康長寿都市” について、最後にもう少し補足しておきましょう。
2017年度の主な数値は以下の通りです。
■平均寿命 【男性】 【女性】
全国平均 78.8歳 85.8歳
長野県 79.4歳 86.5歳
佐久市 79.9歳 86.1歳
■100歳以上の人口(10万人あたり)
全国平均 31.7人
長野県 41.5人
佐久市 44.6人
これ以外にも、
・合計特殊出産率が、全国平均1.34に対し佐久市は1.58
・乳児死亡率が全国平均2.6に対し佐久市は1.2と半分以下
更に、
・一人当たりの医療費が全国平均28.7万円に対し24.9万円と低い
・後期高齢者医療費も全国平均を大幅に下回っている
など、様々な指標が全国平均から抜きんでています。
これは最初に紹介したような地域の医療機関が行政と一体になり、「自分の健康は自分で作る」 をスローガンに、「住民の疾病予防」 に先進的な取り組みを永年続けてきたからです。
それが 「地域医療の先進エリア」 と呼ばれ、モデルとして全国から注目されているのです。
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