岐阜県 |
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2日目の9か所目は 道の駅ラステンほらど へやってきました。 富有柿の里からは30km程の距離なのですが、結構市街地も通る為、1時間もかかってしまいました。 ここの住所は、“関市洞戸(ほらど)” です。 関市には、既に訪問した “平成” “むげ川” それに、ここ “ラステンほらど” と、3つの道の駅があります。 これが “関市” の地図なのですが、V字型の実にユニークな形をしていますね。 大きく分けると、左側に延びた地域は、“板取川” の流れに沿った “板取川地域” で、右手に延びた地域が、“津保川” に沿った “津保川地域” と呼ばれます。 そして、一番南の交わった部分が、“関市街地” となる訳です。 3つの道の駅もそれぞれに分散しています。 ところで、“関市” といえば、一番有名なのは “刃物” です。 今から約700年前の鎌倉時代に、戦乱の続く都を逃れた刀匠の一部が、刀づくりに欠かせない良質の土と水と炭を求めて、ここ関に移り住んだのが始まりだと言われます。 室町時代には刀匠も300人を越え、「折れず曲がらず良く切れる」 として全国にその名が知られるようになってきました。 刀づくりで培った技は現代に引き継がれ、伝統と近代技術により、包丁、ハサミ、ナイフ、カミソリといった多くの製品が国内のみならず海外にも輸出される一大産地になっています。 道の駅は二つの建物からなっています。 左手がトイレと情報コーナーです。 ここには広い休憩室があります。 右手にあるのがこちらの物産販売所です。 この建物は、街道を旅する人たちが一息いれる、“峠の茶屋” をイメージしています。 ラステンほらどの “ラステン” という言葉は、“自然に囲まれた安らぎ空間” を意味するドイツ語なのだそうです。 ここの売場でもこれを発見! タダで貰っても、やっぱり食べ気はしません。( ̄Д ̄;; さて、岐阜県は北海道を除いて最大の、54か所の道の駅があります。 これはかつて、岐阜県が全国で初めて取り組んだ “一市町村一ドライブイン構想” というユニークな政策が発端になっています。 これがやがて “道の駅整備事業” に発展し、全国の都府県の中で群を抜く道の駅の数となったものです。 その構想によって岐阜県が最初に整備し、旧洞戸村が物産販売所を作って平成6年に立ち上げたのがこの道の駅です。 岐阜県の道の駅の発展を担った、歴史ある道の駅ともいえると思います。 |
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