京都府
地域 近畿
都道府県 京都府
道の駅名称  海の京都 宮津
  (うみのきょうと みやつ)
住所  宮津市字浜町3007番地
No.  京都17
■初めての訪問日 2016-4-3


次に向かったのは丹後半島の反対側の付け根に位置する

道の駅海の京都 宮津 です。

 

 

“京都府宮津市” といえば、日本三景のひとつ “天橋立(あまのはしだて)” が有名です。

 

この道の駅は2015年度に登録されたばかりですが、国交省のHPにも “日本三景「天橋立」が一望できるロケーション” という言葉があり、また事前にチェックした他の記事でも同じような記載と共に天橋立の写真がありました。

 

(参考写真)

数年前にこの付近を回った時は近くを通ったものの高い位置からの天橋立を見ていないので、今度こそ全体を見れると楽しみにしていました。

でもそれが、大きな勘違いだったのです。

 

 

いつもの道の駅標識は見当たらなかったのですが、この案内看板に従って行くと、海沿いに出ました。

どれが道の駅なのか分からなかったのですが、大きな無料駐車場があったので、とりあえずそこに入りました。

 

 

この大きな建物の側面に 「道の駅海の京都 宮津」 という幕が貼ってありますが、これはただの立体駐車場で道の駅ではなさそうです。

 

 

私が車を停めた広い駐車場の横にはこの建物がありますが、“Mipple 宮津シーサイドマート” という文字があり、これはスーパーマーケットで、駐車場はどうやらそのお店のものだったようです。

道の駅がどこか分からないまま、歩いて探すことにしました。

 

 

先ほど駐車場に入るときに曲がった角にあるこの建物が気になって行ってみました。

裏手は公園のような芝生があり、何台か駐車スペースもあるようです。

 

 

 

ここには “宮津市観光交流センター” という看板があります。

道の駅の表示はどこにも無いので恐る恐る入ってみると・・・・

 

 

道の駅登録証がありました。(^_^)

 

 

ここには観光パンフレット等が並べてある他、受付カウンターには案内の女性がおられました。

 

「道の駅って、ここだけなんですか?」 と尋ねると、「道路の先に直売所がありますが、そことここだけです」 と申し訳なさそうにおっしゃいました。

 

「ここから天橋立は見えますか?」 とも尋ねてみると、「いえ、ここからは見えません」 という返事。

観光パンフレットに載っているような写真は、天橋立南側にある “天橋立ビューランド” か、あるいは北側の “傘松公園” に行かねばなりませんが、いずれもリフトやケーブルカーを使います。

 

てっきりこの道の駅から見れると勘違いしていた私は、そんな時間を計画に組み込んでいないので、諦めざるを得ません。

 

 

 

これが先ほど入ってきたのと逆の公園側の入り口で、こちらに道の駅の駐車場があったようです。

それと、レンタサイクルがありましたから、ここを拠点に周辺を観光するには便利なのかもしれません。

 

 

そしてこれが、先ほど職員の人から聞いた、道路の向かい側にある “農産物直売所” です。

期待が大きかっただけに少しがっかりして、駐車場の先にある海岸に行ってみました。

 

 

そこには観光船の乗り場がありました。

 

 

 

更にその先の海がこちらです。

山と海の境に細長い島のようなものが見えますが、おそらくこれが天橋立の松林だと思います。

 

やはり日本三景を観光するなら、十分に時間をとって事前によく調べておかないといけませんね。

 

 

ところで、ネットで検索していたら京都新聞の “道の駅「海の京都宮津」、登録半年 集客成功もスペース不十分” という記事がありました。

 

“海の京都” というネーミングは、かつて丹後半島が大陸からの先進的な文化や技術の受け入れ拠点だったことに由来します。

その海の京都としての観光振興策、それに京都縦貫自動車道の全線開通などの相乗効果により集客力は高まったが、特産品などの物販や飲食スペースもなく、道の駅として物足りない、というのが記事の内容です。

 

この 物足りなさ” こそが私がこの道の駅に対して感じたそのものです。

どこが道の駅なのか探さないといけないし、駐車場にしてももっとわかり易ければ、私のように間違ってスーパーの駐車場に停めることもなかったでしょう。

 

道の駅を運営する宮津市によると、2018年度には新たに物販施設をオープンする計画であると、記事の最後にありましたから、それを期待することにしましょう。

 


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